NHKの取材を受けました
2021年6月、NHKの某番組のディレクターさんから取材の申し込みがあり、私は精子ドナーとしてはまだあまり多くのご提供実績がなかったので、最初は少し戸惑ったのですが、取材を受けてよかったです。
「録音は無し、Skype通話で」という条件でなら取材を受けてもいいですよ、とご回答差し上げたところ、その条件で大丈夫ということでしたので、取材を受けることにしました。
通話したNHKのディレクターさんはとても誠実な雰囲気の方で、私も落ち着いて取材に応じることができました。
いろいろな質問をいただいて、それに回答していく形だったのですが、質問を受けて答えを考えていく中で、自分の中でどんなことを大切に考えているのかが明確になってきました。
やはり、第三者からいろいろと質問をされるというのは、自分の中での気持ちの整理がついてくるものだと思いました。
具体的には、私はやはり「1.ご依頼者様ご家族に幸せになってほしい」「2.生まれた赤ちゃんにも幸せになってほしい」という2点を特に大切に考えているということがわかりました。
1番目のご依頼者様のご家族に幸せになってほしいについては、それがそもそもの活動の動機となっています。私で力になれることであれば、私の無理にならない範囲でご協力したい、という気持ちです。
2番目の生まれた赤ちゃんにも幸せになってほしいという点については、このホームページでも強く打ち出していますが「出自を知る権利」を大切に考えています。もし、自分が精子提供によって生まれた子供で、システム上、遺伝的な父親を知ることができない立場だったら、すごく苦しむと思うからです。「不幸な子供を増やしたいわけではない」と思っています。
幸い、現在ご依頼くださっている方は、現在も幸せそうに見えますし(もちろん様々な苦労はあると思うのですが)、赤ちゃんができても、親子ともに幸せになってくれそうな方だと思います。
NHKのディレクターさんには「やむを得ず個人で活動している精子ドナーを利用している方が多いので、精子ドナーやそれを利用する方を悪くみなすような報道はしないでほしい」と伝えさせていただきました。
それについては、そのディレクターさんも「そのような方向で報道するつもりはないですよ」と言ってくださいました。
NHKさんの取材によって、私がどのように感じているのかを、私自身が知ることができてよかったと思います。
取材していただいたNHKのディレクターさん、ありがとうございました。